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日中の混雑から「夜の滞在」へ 宮島観光協会が一夜限りの「宮島夜市」を開催

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日中の混雑から「夜の滞在」へ 宮島観光協会が一夜限りの「宮島夜市」を開催

宮島が「夜の時間」に注目する理由

広島県廿日市市宮島町に拠点を置く一般社団法人 宮島観光協会は、2026年11月21日に特別企画「宮島夜市(みやじまよいち)」を開きます。秋の宮島を夜まで楽しんでもらうための企画で、時間は15:00から21:00まで、会場は宮島桟橋前広場と島内の各所です。

背景には、日中に観光客が集中するという宮島の課題があります。島内のあちこちで混雑が起き、観光客の満足度を下げる要因になっています。今回の事業は、日中の混雑をやわらげながら宿泊を促し、滞在時間を延ばすことで、観光消費額の増加と観光客満足度の向上を目指すものです。「通過型観光地」から「滞在型観光地」への転換が、取り組みの大きなテーマになっています。

協会は、夜から朝にかけての宮島の魅力が、まだ十分に伝わっていないと考えています。ライトアップや宮島から眺める夜景、島内20件以上のホテル・旅館によるおもてなし、朝の澄んだ静かな空気の中で参拝できる嚴島神社などです。こうした魅力を発信して認知を広げ、宮島をより持続可能な観光地として発展させることを目指しています。

あえて繁忙期に開催し、定期化を視野に

今年度は、あえて多くの観光客が訪れる繁忙期に開催し、「宮島夜市」の認知を高める機会とします。写真や動画で魅力が伝わる演出を取り入れ、SNSでの情報発信や口コミの広がりを促します。そのうえで、次年度以降は閑散期を含めて複数回開催する定期化を見据えて展開していく方針です。

桟橋前広場と島内を巡るプログラム

入口であり滞在の拠点にもなる宮島桟橋前広場には、キッチンカーや体験・物販など20ブース以上が並びます。シンボルとして、宮島の伝統的な大杓子(5尺5寸)と大ちょうちんを展示します。日中に自転車をこいで自家発電した電気を、夜のちょうちんの点灯に使う体験型企画も行われます。

島内を巡りながら楽しめるコンテンツは次のとおりです。

  • 徳寿寺:お守り作り体験(お抹茶付)
  • 存光寺:もみじまんじゅうと抹茶付きの特別坐禅体験と篠笛演奏
  • 人力車 夜間特別運行:桟橋〜嚴島神社間を運行
  • 宮島 夜歩きガイドツアー:宮島登録ガイド連絡会が夜の宮島を深掘りして案内

人力車の夜間運行は、島内の回遊性と体験価値を高める狙いで実施されます。

世界遺産30周年の夜間演出も同時開催

当日は「宮島夜市」の各プログラムに加えて、世界遺産30周年を記念した夜の特別演出が島内各所で同時に行われます。世界遺産登録30周年記念事業として、嚴島神社の夜間特別拝観(~19:30)が実施され、暗い海に浮かぶ社殿の姿を静けさの中で見ることができます。

あわせて、紅葉に彩られる紅葉谷公園と歴史ある大聖院が夜間にライトアップされます。また、中江町の「ゲストハウス三國屋」では、恒例の「ちゅうえマルシェ」が宮島夜市の特別回として夜に開かれます。

主催は一般社団法人 宮島観光協会です。嚴島神社世界遺産登録30周年記念事業実行委員会、嚴島神社、廿日市市、(一社)はつかいち宮島ツーリズムが協力しています。

出典:一般社団法人宮島観光協会